横浜市は、「子育てしたいまち」の実現に向けて、受動喫煙することなく安全に遊べる公園にしようと、喫煙を禁止する条例の改正案を先月開会した議会に提出し、このほど可決されました。
対象となるのは市が管理するおよそ2700か所の公園すべてで、市内有数の観光名所の「山下公園」や「港の見える丘公園」なども含まれています。
喫煙が禁止されるのは来年4月1日からで、違反した場合の罰則は5万円以下の過料となります。
市は今後、対象となる公園に看板を設置したり、SNSを活用したりして事前に広く周知したいとしています。
一方、多くの人が訪れる大規模なイベントが公園で行われる際に隠れて吸うケースを防ぐため、仮設の喫煙所を設けることを検討するということです。
議会の答弁で、横浜市の山中竹春市長は「禁煙を条例で明確に位置づけて多くの子どもが集まる公園で望まない受動喫煙をなくし、誰もが安全で安心して遊び、快適に過ごす環境を実現していく」と述べていました。