宮崎空港では2日午前、航空機が滑走路に向かう誘導路に埋まっていた不発弾が突然、爆発し、深さおよそ1メートルの大きな穴が開いたほか、半径200メートルほどの範囲に舗装の破片などが飛び散りました。
爆発の前には国内線のあわせて4便がこの誘導路を通過していたということで、このうち93人を乗せた日本航空の旅客機はわずか数分前に通っていて、大きな事故につながるおそれもありました。
宮崎空港のある場所には戦時中、旧海軍の飛行基地があり、不発弾は戦時中にアメリカ軍が投下した250キロ爆弾とみられています。
2日は滑走路を閉鎖して、自衛隊の専門部隊が爆弾の残骸を取り除いて安全を確認したあと、爆発で開いた穴を埋め戻す作業などが行われました。
午後7時半に滑走路の運用が再開されましたが、80便以上が欠航しました。
3日朝からは機材繰りでの欠航を除いて運航が始まっていて、1日を通してほぼ通常どおりの運航が予定されています。