消費者庁が名前を公表したのは東京 豊島区の害虫駆除業者「ORBITAL PERIOD」(オービタル ピリオド)です。
消費者庁によりますと、この業者は、ウェブサイト上でゴキブリなどの害虫駆除を「追加料金一切なし!税込み550円~」行うなどと宣伝していましたが、実際に依頼すると、「ゴキブリの卵があった」「出入りできる隙間がある」などと不安をあおる説明をし、平均で14万円余りの作業料金を請求していたということです。
この業者に関する相談は関東地方を中心にことし4月から8月までに130件余り寄せられていて、消費者庁は、宣伝が虚偽・誇大な広告に当たるとして消費者安全法に基づいて業者名を公表し、注意を呼びかけています。
また、全国の消費生活センターでも、同様の害虫駆除サービスをめぐるトラブルの相談が増えていて、特に10代や20代の若者からの相談が目立っているということです。
消費者庁は、極端に安い料金を表示するウェブサイトには注意することや、表示額と請求額が大きく異なる場合には、クーリングオフできる可能性があるとして、困ったら消費者ホットライン「188」まで相談してほしいと呼びかけています。