東京にあるアニメ関連グッズの販売会社「Japan Deal World合同会社」を経営するムサ・サミル容疑者(36)ら2人は、去年3月、集英社の雑誌「週刊少年ジャンプ」で連載中の人気漫画の画像データを発売前にインターネット上に投稿し閲覧できるようにしたほか、先月、発売前の漫画の画像を複製したとして著作権法違反の疑いで逮捕され、5日検察庁に送られました。
また、この法人も著作権法違反の疑いで書類送検されました。
この事件で、複製されていた漫画の画像は、外国語に翻訳されたり色がつけられたりしたうえで、複数のサイトやSNSに投稿されていたことが警察への取材でわかりました。
警察によりますと2人は、出版社が全国で一斉に正規の発売日に販売するため、事前に流通させている販路を利用して雑誌を購入していたとみられ、入手したいきさつについても詳しく調べています。
警察によりますと、調べに対し2人は「画像は公開していない」などと容疑を一部否認しているということです。