警察によりますと、13日午前10時すぎ、山口市小郡下郷の市立小郡中学校の教頭から「生徒が理科の実験で発生した塩素ガスを吸い込んだ」と消防に通報がありました。
消防と警察が現場に駆けつけたところ理科の実験をしていた1年生29人のうち、男女8人の生徒がおう吐したりせき込んだりしていて、いずれも市内の病院に搬送されました。
8人はいずれも軽症だということです。
警察によりますと、実験は40代の男性教諭が行い、塩素系漂白剤に薄めた塩酸を混ぜる様子を生徒が見ていた際、発生した塩素ガスを吸い込んだとみられるということです。
中学校の教頭によりますと、当時は、塩素の性質を学ぶ授業を行っていたということで、警察が詳しい状況を調べています。
理科の実験をめぐっては、12日も京都市の小学校の授業で塩酸のにおいを確認していたところ、6年生の児童9人が体調不良を訴え、病院に運ばれています。