伊集院さんは1981年に作家としてデビューしたあと私小説を数多く発表し、短編集「受け月」で直木賞を受賞しました。
近年では「大人の流儀」シリーズがベストセラーとなりましたが、肝内胆管がんを患い、去年11月に73歳で亡くなりました。
18日午後、都内で開かれたお別れ会には文学界から芸能界、スポーツ界まで、交流の広さを示すように各界から著名人が出席し、祭壇に花を手向けました。
遺影には、7年前に取材でイタリアを訪れた際、レオナルド・ダビンチの『最後の晩餐』の前でたたずむ写真が飾られたほか、会場には旅先での食事や行きつけのバーでお酒を傾ける様子など生前の伊集院さんの姿をおさめた写真パネル50枚が展示されました。
会の発起人の代表を務めた講談社の野間省伸社長は「お酒の場ではいつも周りを気遣う人で、お酒の場でのマナーやゴルフ場でのふるまいなども教えてくれました。きょうは伊集院さんの思い出を語ってほしい」とあいさつしました。
主催者によりますと、会にはおよそ400人が参加し、伊集院さんとの思い出を語り合ったということです。