7月5日、高知市で小学4年生の男子児童が水泳の授業中に溺れて死亡した事故では、男子児童の通う小学校のプールが故障のため使用できず、10センチほど深い近くの中学校のプールで授業を行っていました。
この事故を受け、文部科学省は8日、全国の教育委員会などに対し、学校での水泳指導の際の安全管理の徹底を改めて求める通知を出しました。
この中では、プールの浅い場所を選ぶなど、児童や生徒の泳ぐ力や体格に応じた無理のない水位を設定し、必要に応じて指導者のほかに教員や保護者などの監視係を設け、水面だけでなくプールの底にも視線を向ける必要があるとしています。
そのうえで、ふだん使用しているプールと異なる環境で授業を実施する場合も含めて、適切な対応を徹底するよう求めています。