24日午前11時前、滋賀県米原市にある伊吹山の山頂付近で、「落石があり、巻き込まれた人がいる」と登山者から警察に通報がありました。
警察と消防によりますと、落石に巻き込まれたのは、いずれも神戸市に住む50代の男性2人で、消防のヘリコプターで市内の病院に搬送されましたが、このうち会社員の小河拓磨さん(55)が死亡しました。また、もう1人の52歳の男性も頭と肩に軽いけがをしたということです。
2人は当時、ほかの3人の仲間とともに急な岩肌を登る「アルパイン・クライミング」と呼ばれる登山をしていたとみられ、仲間の1人は「人の頭ほどの大きさの石が2つ落ちてきた」と話しているということです。
伊吹山は滋賀県内で最も高い標高1377メートルの山で、警察が当時の状況を詳しく調べています。