苅尾教授によりますと、過去の「災害関連死」では、脳卒中や心筋梗塞、大動脈解離、心不全などで亡くなった人が多いということです。
いずれの病気も高血圧によって急激にリスクが高まるおそれがあり、たとえば、血圧の上の数値が115くらいの人の場合、20上がると2倍、40上がると4倍、60上がると8倍などと、数値が20上がるごとにリスクが2倍増えていくとされています。
こうした血圧の上昇は、自覚が無くても高まっているおそれがあるため、避難所などにある血圧計で測定し、どの程度のリスクがあるか確認しておくことが重要だとしています。