環境省によりますと、9月30日に北海道乙部町で見つかった野鳥のハヤブサの死骸から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたのに続き、今月8日に北海道別海町で見つかった野生のカモ類のふんからもウイルスが検出されたということです。
国内の複数の場所で発生が確認されたことから、環境省は15日、全国の対応レベルを3段階のうち最も高い「3」に引き上げ、都道府県に対し、野鳥の監視やウイルスの保有状況の調査の強化を求めています。
鳥インフルエンザウイルスは感染した鳥と過度な接触をしない限り、人には感染しないとみられるということですが、環境省は鳥の排せつ物に触れた際には手洗いとうがいをすることや野鳥の死骸を見つけても触らずに自治体に連絡することなどを呼びかけています。