「大学入学共通テスト」では、現在、高校が受験生の志願票を取りまとめて、大学入試センターに郵送しています。
ことし1月のテストには、49万人余りが出願したほか、書類に不備があった際には高校側で修正する必要があり、教員への負担が課題となっていました。
このため大学入試センターは、手続きの効率化を図るため、2025年度、2026年1月に行うテストから、出願は受験生本人がオンラインで行うことを決めました。
具体的には、受験生が大学入試センターの電子出願システムから出願し、検定料の決済はクレジットカードを使ってオンライン上で支払えるほか、コンビニでの支払いもできるようにします。
また、受験票も、受験生がシステムから紙に印刷して、試験会場に持っていく形になるということです。
一方、インターネットを利用できない受験生には、代わりの措置を予定しているほか、障害があるなど受験上の配慮が必要な人の申請は、郵送で受け付けることにしています。
大学入試センターは、2025年2月以降、具体的なオンラインでの出願方法について周知したいとしています。