岡山 女児虐待死 母親“一緒にやってはいない”ほう助の罪主張

時間: 20/08/2024   ソース: 匿名   数字をクリック: 1765

岡山市の無職、西田彩 被告(36)は、3年前の9月、交際相手だった船橋誠二受刑者(41)と共謀し、5歳だった娘の真愛さんをいすの上に置いた鍋の中に長時間立たせるなどの虐待を繰り返したうえ、全身を布団で巻いて押し入れに放置し、その後、死亡させたとして強要と監禁致死の罪に問われています。

岡山地方裁判所で20日に始まった裁判員裁判で、被告は「交際相手から子どもを守れなかったのは事実だが、みずから率先して一緒にやってはいない」と述べました。

検察は冒頭陳述で「被告は真愛さんのしつけを、交際相手に代わりにしてもらおうと考えた。真愛さんの言動を交際相手に伝えることで虐待が行われ、その状況を認識していたが止めることはなく、共謀が成立する」と主張しました。

これに対し、被告の弁護士は「被告は交際相手に暴力を受けていて、虐待を止めることができなかった。虐待を容易にさせたという点で結果的にほう助の罪にとどまる」と主張しました。

元交際相手は去年、懲役14年の判決が確定しています。