富山 交番襲撃事件から6年 1審の裁判員裁判 今後やり直しへ

時間: 26/06/2024   ソース: 匿名   数字をクリック: 1709

2018年6月26日に起きたこの事件では、元自衛官の島津慧大被告(27)が富山市の奥田交番に押し入り、警部補の稲泉健一さん(当時46)をナイフで刺して殺害し、奪った拳銃で近くの小学校の校門前にいた警備員の中村信一さん(当時68)を撃って殺害したとして強盗殺人などの罪に問われています。

1審の富山地裁は強盗殺人罪を適用せず、殺人と窃盗の罪で無期懲役を言い渡し、2審の名古屋高裁金沢支部は、おととし「1審の判決には明らかな事実誤認がある。強盗殺人罪を前提として刑の重さを判断する必要がある」として取り消し、審理をやり直すよう命じました。

被告側は上告しましたが、最高裁判所はことし3月、上告を退ける決定をしたため、今後、2審の判決に基づいて1審の無期懲役が取り消され、富山地裁で裁判員裁判がやり直されることになります。