石川県によりますと、25日開かれた3回目の審査会で、合わせて18人を災害関連死と認定するよう答申が出されました。
▽能登町が9人、▽穴水町が6人、▽珠洲市が3人となっています。
今後、市や町が正式に認定すれば、能登半島地震の死者は300人になる見通しです。
能登半島地震の災害関連死の認定について、石川県では、市や町が遺族からの申請を受けたうえで、医師と弁護士あわせて5人による審査会を開いて判断することになっています。
これまでの2回の審査会では、あわせて52人を災害関連死に認定するよう答申が出されていて、このうち1回目の30人はすでに正式に認定されています。
一方、災害関連死の認定を求める遺族からの申請は、認定された人も含めると、これまでに少なくとも207人に上っています。
自治体別では、▽輪島市が85人、▽能登町が40人、▽七尾市が29人、▽珠洲市が25人、▽志賀町が17人、▽穴水町が8人、▽羽咋市が2人、▽白山市が1人です。
審査が進むと、能登半島地震による死者はさらに増える可能性があります。