JR東日本によりますと、午前7時半ごろ、福島県の郡山駅で、東京発、山形県の新庄行きの下りの山形新幹線「つばさ121号」が停止位置をおよそ500メートル通り過ぎて停車しました。
オーバーランした新幹線は7両編成で、JRは車両をバックさせて、午前8時50分ごろに郡山駅のホームの停止位置まで戻しました。
この影響で、東北新幹線は午前9時50分までの2時間余りにわたって、東京駅と盛岡駅の間の上下線で運転を見合わせました。
線路を分岐させるポイントの上を車両が通過したため、この設備に異常がないか確認する必要があり、運転再開までに時間がかかったということです。
JR東日本によりますと、けがをした人はいませんでしたが、停車した新幹線の中にいた乗客の1人が体調不良を訴えて、車両内にある「多目的室」で休息をとったということです。
また、オーバーランの影響で、合わせて30本が運休するなど、およそ3万2500人の乗客に影響が出たということです。
原因については、雪の影響で滑ってブレーキがきかなかったとみられるということで、JR東日本が詳しく調べています。