北海道大学によりますと、去年11月、工学部のウェブサーバーに不正アクセスがあったことが分かったため、直ちに外部との接続を遮断する措置をとったということです。
そのあと、調査を進めた結果、20年ほど前から現在まで工学部に在籍した学生や教職員など合わせて2万2000人余りの氏名やメールアドレスといった個人情報が流出した可能性があることが分かり、1日、公表しました。
これまでに個人情報が悪用されるなどの被害は確認されていませんが、大学は、電話やメールによる相談窓口を設けた上で学生や教職員などに対し不審なことがあれば連絡するよう呼びかけています。
北海道大学は「ご迷惑とご心配をおかけし深くおわび申し上げる。情報セキュリティーに対する取り組みを強化していく」とコメントしています。