前期日程は全国172の国公立大学で25日から行われ、このうち東京・文京区の東京大学では予定より早い午前8時に正門が開かれると、受験生たちが試験会場に向かっていました。
三重県の男子高校生は「コロナ禍がだいぶ落ち着いた環境で受験勉強をできました。共通テストはしっかり取れたと思うので、きょうもやってきたことを出せるよう頑張ります」と話していました。
愛知県の女子高校生は「受験勉強は大変でしたが、友達と一緒だったので頑張って来られました。きょうは数学で計算ミスをしないように気をつけたいです」と話していました。
会場の教室では午前9時半から国語の試験が始まりました。
文部科学省によりますと、全国の2次試験の志願者数は前期、中期、後期合わせて42万3260人で、統計が残る2001年以降最も少なかった去年に次いで、2番目に少なくなりました。
志願倍率の平均は
▽国立大学が去年と同じ3.9倍
▽公立大学は去年より0.1ポイント低い5.5倍で
▽全体では去年と同じ4.3倍となっています。
前期日程の合格発表は
▽公立大学が来月1日から
▽国立大学が来月6日から行われます。