原爆資料館は、原爆被害の実態を世界に伝え、核兵器の廃絶を目指そうと、広島市中区の平和公園内に1955年に開館し、被爆者の遺品をはじめ、原爆の被害を物語るおよそ2万2000点の資料が収蔵されています。
広島市によりますと、23日は4709人が原爆資料館を訪れて、今年度の入館者数が176万252人となり、これまで最も多かった2019年度の175万8746人を1506人上回り、過去最多を更新しました。
入館者数が増えた要因について広島市は、新型コロナの5類移行により観光客が増加したことや、去年5月に開催されたG7広島サミットで、これまで以上に原爆資料館への関心が高まったことなどをあげています。
一方、入館者数の増加に伴い、平日も入館を待つ人たちの行列が長くできていたため、2月16日から窓口に加え、インターネットでもチケットの販売が始まりました。
購入できるのは3月1日からの分で、90日先までとなっていて、開館時間を今よりも前後1時間延長した時間帯はインターネットでのみ購入できます。