横田めぐみさんの母親の早紀江さんや、めぐみさんの小中学校の同級生でつくる「同級生の会」代表の池田正樹さんらは、11日午後、総理大臣官邸を訪れ、拉致問題を担当する林官房長官と面会しました。
一日も早い問題の解決を求める200人余りの署名などを手渡したあと、早紀江さんは「今までも何度もここで大勢の総理大臣にお願いをしてきた。体力的に弱まってきており、一刻も早く対応をお願いしたい」と述べ、早期解決を求めました。
また池田さんは「本当に時間がない中で焦っており、わが事のように対応してもらいたい。能登半島地震で北朝鮮からメッセージが届いたが、ぜひ日本の英知を集めてなんとか日朝首脳会談を早急に行ってほしい」と要望しました。
これに対し林官房長官は「拉致問題は内閣の最重要課題だ。皆さんが高齢になっており、時間的制約がある中で寄り添いながら、ことにあたっていきたい」と述べ、すべての拉致被害者の早期帰国に向けて全力で取り組む考えを強調しました。