東京 新宿区などにまたがる明治神宮外苑の再開発では、名所のイチョウ並木は保全される一方、高さ3メートル以上の樹木743本が伐採される計画となっていました。
これについて事業者は、去年9月、事業を認可した都から樹木の保全方法の見直し案を示すよう求められていましたが、このほど、案をとりまとめたことが関係者への取材で分かりました。
それによりますと、樹木の伐採本数は新しいラグビー場の北側部分を一部ずらすことなどでこれまでの計画から124本減らし、619本とします。
また、イチョウ並木と、新たに建設される神宮球場との間隔が8メートルとなっていることについて、生育への影響を懸念する声も上がる中、球場の位置を遠ざけることで間隔を18.3メートルに広げるなどとしています。
この見直し案は9月にも公表され、住民説明会や都の審議会を経て、樹木の伐採が始まる見通しです。